プラグイン多用派の音楽制作PC DTM選び方ガイド

目次

DTM用PCに求められる性能とは

DTM用PCに求められる性能とは

プラグインの同時起動数が全てを決める

音楽制作においてプラグインを何十個も立ち上げる作業は当たり前になっています。

オーケストラ音源やシンセサイザー、エフェクトプラグインを重ねていくと、あっという間にCPU使用率が跳ね上がってしまいますよね。

DTM用PCで最も重視すべきはCPUの処理能力とメモリ容量です。

グラフィック性能は二の次で構いません。

CPU選びで音楽制作の快適さが決まる理由

プラグインの処理はほぼ全てCPUに依存しています。

特にリアルタイムでエフェクトをかけながらモニタリングする場合、CPUの演算速度が遅いとレイテンシーが発生し、演奏のタイミングがずれてストレスを感じることになるでしょう。

マルチコアよりもシングルスレッド性能が重要で、DAWソフトによってはコア数を活かしきれない場合もありますが、最近のDAWは並列処理に対応しているため、コア数も無視できません。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43333 2436 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 43085 2242 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42110 2233 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41398 2330 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38850 2053 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38773 2025 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37531 2328 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37531 2328 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35891 2171 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35749 2208 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33989 2182 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 33124 2211 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32754 2077 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32643 2167 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29452 2016 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28733 2131 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28733 2131 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25622 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25622 2149 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23242 2186 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23230 2067 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20996 1837 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19637 1914 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17850 1795 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16154 1757 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15391 1958 公式 価格

CPUは何を選ぶべきか

CPUは何を選ぶべきか

Intel Core Ultra 7シリーズが最適解

DTM用途で最もバランスが取れているのはCore Ultra 7 265Kまたは265KFです。

Lion Coveアーキテクチャによる高いシングルスレッド性能と、複数のプラグインを並列処理できるマルチコア性能を兼ね備えています。

発熱も抑制されているため、静音性を重視する音楽制作環境に適しているのです。

KとKFの違いは内蔵グラフィックの有無ですが、DTMでは別途グラフィックボードを搭載する必要がほとんどないため、内蔵グラフィック付きのKモデルを選んだ方が安心でしょう。

モニター出力さえできればいいので、高性能なGPUは不要です。

AMD Ryzen 7シリーズも有力候補

AMDのRyzen 7 9700Xも優れた選択肢です。

Zen5アーキテクチャによる高効率な処理と、DDR5-5600対応による高速なメモリアクセスが魅力となっています。

IntelのCore Ultra 7と比較すると、マルチスレッド性能でやや優位に立つ場面もあり、大規模なオーケストラプロジェクトを扱う方には向いているかもしれません。

ただし、DAWソフトによってはIntel CPUとの相性が良い場合もあるため、使用するソフトウェアのフォーラムやユーザーレビューを確認しておくことをおすすめします。

Cubase、Studio One、Logic Proなど、メジャーなDAWであればどちらを選んでも問題ありませんが、プラグインメーカーの動作検証環境がIntelに偏っている場合もあることを頭に入れておきましょう。

ハイエンドCPUは本当に必要か

Core Ultra 9 285Kや285KF、Ryzen 9 9950Xといったハイエンドモデルは、確かに最高の性能を提供します。

しかし、DTM用途においてはコストパフォーマンスを考えるとCore Ultra 7やRyzen 7で十分というのが私の結論です。

ハイエンドCPUが真価を発揮するのは、映像編集との兼用や、100トラック以上の超大規模プロジェクトを常時扱う場合に限られます。

通常の楽曲制作であれば、ミドルハイクラスのCPUで処理しきれないシーンはほとんどないでしょう。

浮いた予算をメモリやストレージに回した方が、トータルでの作業効率は上がるのです。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IM

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IM
【ZEFT R60IM スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake The Tower 100 Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850I Lightning WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60IM

パソコンショップSEVEN ZEFT R60HV

パソコンショップSEVEN ZEFT R60HV
【ZEFT R60HV スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60HV

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FK

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FK
【ZEFT R60FK スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9060XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake The Tower 100 Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850I Lightning WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60FK

パソコンショップSEVEN ZEFT Z45CBB

パソコンショップSEVEN ZEFT Z45CBB

ゲーマーやクリエイター必見! プロフェッショナルグレードのゲーミングPC
華麗に調和スペック、快速32GB DDR5メモリ、信じられない応答速度
見た目も実力も抜群、ROG Hyperion GR701ケースでスタイルに差をつけるデザイン
フラッグシップ、Core i9 14900KF搭載で、処理速度が飛躍的にアップ

【ZEFT Z45CBB スペック】
CPUIntel Core i9 14900KF 24コア/32スレッド 6.00GHz(ブースト)/3.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS ROG Hyperion GR701 ホワイト
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z45CBB

メモリは何GB必要なのか

メモリは何GB必要なのか

32GBが現実的なスタート地点

音楽制作用PCのメモリ容量は32GBを最低ラインと考えるべきです。

オーケストラ音源やサンプルライブラリは、一つのプラグインで数GBのメモリを消費することが分かっています。

Kontaktで複数の音源を立ち上げ、さらにSerumやOmnisphereといったシンセサイザーを重ねていくと、16GBでは明らかに不足してしまいますよね。

DDR5-5600が現在の主流規格で、DDR4を選ぶ理由はもうありません。

メモリメーカーはMicron(Crucial)、GSkill、Samsungあたりが信頼性も高く、BTOパソコンでもこれらのメーカーを選択できるショップを選んだ方がいいでしょう。

64GBあれば余裕を持って作業できる

本格的にオーケストラ音源を扱う方や、複数のプロジェクトを同時に開いて作業する方には64GBをおすすめします。

Spitfire AudioのBBC Symphony OrchestraやVienna Symphonic Libraryといった大容量音源を快適に扱うには、これくらいのメモリが必要になるのです。

メモリは後から増設できますが、最初から64GB搭載しておけば、数年間はメモリ不足に悩まされることはありません。

特にBTOパソコンの場合、購入時にメモリを増やす方が、後から自分で増設するよりも相性問題のリスクが低く、保証の面でも安心できます。

128GBは過剰か

「128GBも必要なの?」と疑問に思った方もいるかもしれませんが、プロの作曲家やサウンドデザイナーでない限り、128GBは明らかにオーバースペックです。

映像制作やゲーム開発と兼用する場合は別ですが、純粋なDTM用途であれば64GBで十分に事足ります。

予算に余裕があるなら、メモリを128GBにするよりも、高速なストレージや質の良いオーディオインターフェースに投資した方が、音楽制作の質は向上するでしょう。


ストレージはどう選ぶか

ストレージはどう選ぶか

システムドライブはGen.4 SSDで決まり

ストレージはPCIe Gen.4 SSDの1TBまたは2TBをシステムドライブに選ぶのが最適解です。

Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を実現していますが、発熱が非常に高く、大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になります。

DTMではそこまでの速度は求められず、Gen.4で十分に快適な環境が構築できるのです。

DAWソフトとプラグイン、よく使う音源をシステムドライブに入れておけば、プロジェクトの読み込みやプラグインのスキャンが高速化されます。

WD(WESTERN DIGITAL)、Crucial、キオクシアといった信頼性の高いメーカーを選べるBTOショップがおすすめです。

サンプルライブラリ用に大容量ストレージを追加

オーケストラ音源やドラム音源のサンプルライブラリは、合計で数百GBから1TBを超えることも珍しくありません。

システムドライブとは別に、2TBまたは4TBのGen.4 SSDをデータドライブとして追加しておくと、ストレージ容量不足に悩まされることはないでしょう。

HDDは読み込み速度が遅く、サンプルのストリーミング再生でもたつく原因になります。

音楽制作においてHDDを選ぶメリットはほとんどなく、完成した楽曲のアーカイブ用途に限定すべきです。

作業中のプロジェクトや頻繁に使う音源は、必ずSSDに配置しましょう。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QU

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QU
【ZEFT Z54QU スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QU

パソコンショップSEVEN ZEFT R60RK

パソコンショップSEVEN ZEFT R60RK
【ZEFT R60RK スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースFractal Design Pop XL Air RGB TG
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60RK

パソコンショップSEVEN ZEFT R61U

パソコンショップSEVEN ZEFT R61U
【ZEFT R61U スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9070XT (VRAM:16GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H9 FLOW RGB ホワイト
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White
マザーボードAMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61U

パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBB

パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBB
【ZEFT R59FBB スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P10 FLUX
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R59FBB

NVMe M.2規格を選ぶ理由

NVMe M.2規格のSSDは、SATA接続のSSDと比較して圧倒的に高速です。

特に大容量のサンプルを読み込む際、この速度差が作業効率に直結します。

BTOパソコンを選ぶ際は、NVMe M.2スロットが複数あるマザーボードを搭載したモデルを選んでおくと、将来的な拡張性も確保できて安心です。

グラフィックボードは必要か

グラフィックボードは必要か

内蔵グラフィックで十分な理由

DTM用途ではグラフィックボードを追加する必要はほとんどありません

DAWソフトの画面表示やプラグインのGUIは、CPUの内蔵グラフィックで十分に処理できます。

Core Ultra 7 265Kに搭載されている内蔵グラフィックは、複数のモニターを接続しても問題なく動作するでしょう。

GeForce RTX 50シリーズやRadeon RX 90シリーズといった最新のグラフィックボードは、ゲームや映像編集では大きな威力を発揮しますが、音楽制作では宝の持ち腐れです。

その分の予算をCPUやメモリに回した方が、DTMの快適さは確実に向上します。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48996 100675 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32352 77108 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30341 65935 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 30264 72518 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27333 68077 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26672 59494 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 22087 56098 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 20044 49859 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16664 38885 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 16095 37728 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15956 37507 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14731 34488 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13829 30478 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13286 31961 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10890 31350 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10718 28232 115W 公式 価格

映像制作と兼用するならグラフィックボードを検討

ただし、ミュージックビデオの編集やモーショングラフィックスの制作も行う場合は、グラフィックボードの追加を検討する価値があります。

DaVinci ResolveやAfter Effectsといった映像編集ソフトは、GPUの性能に大きく依存するからです。

この場合、GeForce RTX 5060TiやRTX 5070あたりがコストパフォーマンスに優れています。

音楽制作がメインで映像編集はたまに行う程度であれば、RTX 5060Tiで十分でしょう。

完成品PCとBTOパソコン、どちらを選ぶか

完成品PCとBTOパソコン、どちらを選ぶか

BTOパソコンが圧倒的に有利

DTM用PCを購入するなら、BTOパソコンを選ぶのが正解です。

完成品のPCは、グラフィックボードに予算が割かれていたり、メモリが16GBしか搭載されていなかったりと、音楽制作に最適化されていない構成が多いのです。

BTOパソコンであれば、CPUとメモリに予算を集中させ、グラフィックボードは内蔵グラフィックで済ませるといった、DTMに特化したカスタマイズが可能になります。

ストレージも複数搭載できるため、システムドライブとデータドライブを分けて運用できるのも大きなメリットです。

BTOパソコンのカスタマイズポイント

BTOパソコンを注文する際は、以下の点に注意してカスタマイズしましょう。

CPUはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xを選び、メモリは32GB以上、できれば64GBを搭載します。

ストレージはシステム用に1TBのGen.4 SSD、データ用に2TBのGen.4 SSDを追加するのが理想的です。

グラフィックボードは内蔵グラフィックで十分なので、カスタマイズ画面で「グラフィックボードなし」または「最小構成」を選択しましょう。

その分の予算をメモリやストレージに回せば、DTMに最適化されたコストパフォーマンスの高いPCが完成します。


パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN EFFA G09A

パソコンショップSEVEN EFFA G09A
【EFFA G09A スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN EFFA G09A

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58M

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58M
【ZEFT Z58M スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58M

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Q
【ZEFT Z56Q スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H6 Flow White
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BD

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BD
【ZEFT Z56BD スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake The Tower 100 Black
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860I WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BD

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DL

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DL
【ZEFT Z55DL スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースLianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DL

完成品PCを選ぶ場合の注意点

どうしても完成品PCを選びたい場合は、ゲーミングPCではなくクリエイター向けPCを選んだ方がいいでしょう。

ゲーミングPCはグラフィックボードに予算が偏っており、CPUやメモリが控えめな構成になっていることが多いからです。

クリエイター向けPCであれば、CPUとメモリが充実した構成になっている場合が多く、DTM用途にも適しています。

ただし、それでもBTOパソコンほどの柔軟性はないため、可能な限りBTOを選ぶことをおすすめします。

冷却システムの選び方

冷却システムの選び方

空冷CPUクーラーで十分な理由

Core Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、旧モデルよりも発熱が抑制されており、空冷CPUクーラーで十分に冷却できます

音楽制作では静音性が重要なので、大型の空冷クーラーを選んでファン回転数を抑えた方が、作業環境としては快適でしょう。

DEEPCOOLやサイズ、Noctuaといったメーカーの空冷クーラーは、冷却性能と静音性のバランスが優れています。

BTOパソコンでこれらのメーカーを選択できるショップを選ぶと、後悔しない構成になるはずです。

水冷CPUクーラーを選ぶべきケース

オーバークロックを行う場合や、長時間の高負荷作業が続く場合は、水冷CPUクーラーも選択肢に入ります。

DEEPCOOL、Corsair、NZXTといったメーカーの簡易水冷クーラーは、取り付けも比較的簡単で、メンテナンスの手間もほとんどありません。

ただし、水冷クーラーはポンプの動作音が発生するため、完全な静音環境を求める方には向かない場合もあります。

録音ブースとPC設置場所が分かれているなら問題ありませんが、同じ部屋で録音する場合は空冷クーラーの方が無難でしょう。

PCケースの選び方

PCケースの選び方

静音性とエアフローの両立

音楽制作用PCのケースは、静音性とエアフローを両立したモデルを選ぶべきです。

ピラーレスケースや強化ガラス製のケースは見た目が美しいですが、エアフローが犠牲になっている場合もあります。

Fractal DesignやCorsairの木製パネルケースは、デザイン性と静音性を兼ね備えており、DTM環境にマッチするでしょう。

RGBライティングが派手なゲーミングケースは、音楽制作には不要です。

落ち着いたデザインで、防音材が内蔵されているケースを選んだ方が、作業に集中できる環境が作れます。

ケースサイズの選び方

ミドルタワーケースが最も汎用性が高く、拡張性も十分です。

フルタワーケースは大きすぎて設置場所に困る場合が多く、ミニタワーケースは拡張性に制限があります。

将来的にストレージを追加したり、オーディオインターフェースを内蔵したりする可能性を考えると、ミドルタワーが最適解です。

電源ユニットの選び方

電源ユニットの選び方

容量は650W以上を確保

DTM用PCでは高性能なグラフィックボードを搭載しないため、電源容量は650Wから750Wあれば十分です。

80 PLUS Gold認証以上のモデルを選んでおけば、電力効率も良く、発熱も抑えられます。

電源ユニットの品質は、PC全体の安定性に直結します。

安価なノーブランド品は避け、CorsairやSeasonicといった信頼性の高いメーカーを選びましょう。

BTOパソコンでも電源メーカーを選択できるショップがあるので、そういったショップを選ぶと安心です。

将来の拡張を見越した容量選び

将来的にグラフィックボードを追加する可能性がある場合は、750Wまたは850Wの電源を選んでおくと安心でしょう。

電源容量に余裕があると、ファンの回転数も抑えられ、静音性の向上にもつながります。

マザーボードの選び方

マザーボードの選び方

拡張性を重視する

マザーボードは、NVMe M.2スロットが複数あるモデルを選びましょう。

システムドライブとデータドライブを分けて運用するには、最低でも2つのM.2スロットが必要です。

将来的にストレージを追加する可能性を考えると、3つ以上あると理想的でしょう。

USB端子の数も重要です。

オーディオインターフェース、MIDIキーボード、外付けストレージなど、DTM環境では多くのUSB機器を接続します。

USB 3.2 Gen2端子が複数あるマザーボードを選んでおくと、接続に困ることはありません。

チップセットの選び方

IntelならZ890チップセット、AMDならX870チップセットを搭載したマザーボードが、拡張性と機能性のバランスが優れています。

オーバークロックを行わない場合でも、これらのハイエンドチップセットは、USB端子やM.2スロットの数が多く、長期的に使いやすいのです。

オーディオインターフェースとの相性

オーディオインターフェースとの相性

USB接続の安定性が重要

DTM用PCでは、オーディオインターフェースとの接続安定性が極めて重要です。

USB端子の品質が悪いと、ノイズが発生したり、接続が途切れたりする原因になります。

マザーボードのUSB端子は、できるだけ高品質なものを選びましょう。

Thunderbolt 4端子を搭載したマザーボードであれば、Thunderbolt対応のオーディオインターフェースを使用でき、より低レイテンシーな環境が構築できます。

Core Ultra 200シリーズはThunderbolt 4を標準でサポートしているため、この点でもIntel CPUは有利です。

ノイズ対策

PC内部のノイズがオーディオ信号に混入するのを防ぐため、電源ユニットの品質にもこだわりましょう。

リップルノイズが少ない高品質な電源を選ぶことで、クリアな音質を保てます。

また、グラフィックボードを搭載しない構成にすることで、GPU由来のノイズも回避できるのです。

推奨スペック早見表

推奨スペック早見表

予算別の構成例

予算別の構成例

BTOパソコンショップの選び方

BTOパソコンショップの選び方

カスタマイズの自由度が高いショップを選ぶ

BTOパソコンショップを選ぶ際は、パーツメーカーを細かく指定できるショップを選びましょう

メモリやSSDのメーカーが選べないショップは、ノーブランド品や低品質なパーツを使用している可能性があります。

Micron(Crucial)やGSkillのメモリ、WDやCrucialのSSDを選択できるショップであれば、品質面で安心できます。

CPUクーラーもDEEPCOOLやNoctuaを選べるショップがおすすめです。

サポート体制を確認する

BTOパソコンは、購入後のサポートも重要です。

初期不良対応や保証期間、修理対応の速さなどを事前に確認しておきましょう。

音楽制作は納期が厳しい仕事も多いため、万が一のトラブル時に迅速に対応してくれるショップを選ぶべきです。

納期も重要な要素

BTOパソコンは受注生産のため、納期がかかります。

急ぎで必要な場合は、即納モデルがあるショップや、納期が短いショップを選びましょう。

ただし、納期を優先しすぎて、カスタマイズの自由度が低いショップを選ぶのは本末転倒です。

自作PCという選択肢

自作PCという選択肢

自作PCのメリット

PC自作の経験がある方なら、自作PCも選択肢に入ります。

パーツを一つ一つ選べるため、DTMに完全に最適化された構成が実現できるでしょう。

また、将来的なアップグレードも自分で行えるため、長期的なコストパフォーマンスは高くなります。

自作PCのデメリット

ただし、自作PCには相性問題やトラブルシューティングのリスクがあります。

音楽制作の納期に追われている中で、PCのトラブルに時間を取られるのは避けたいですよね。

初心者や、PCのメンテナンスに時間をかけたくない方は、BTOパソコンを選んだ方が無難です。

Macという選択肢はどうか

Macという選択肢はどうか

MacとWindowsの比較

音楽制作といえばMacを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

確かにLogic ProはMac専用ですし、Core Audioの安定性も魅力です。

しかし、コストパフォーマンスを考えるとWindowsのBTOパソコンに軍配が上がります

同じ予算で比較すると、WindowsのBTOパソコンの方が高性能なCPUと大容量メモリを搭載できます。

Mac Studioは高性能ですが、価格も高く、メモリやストレージのアップグレード費用も高額です。

Macを選ぶべきケース

Logic Proをメインで使用する方や、Final Cut Proでの映像編集も行う方は、Macを選ぶ価値があります。

また、iOSアプリとの連携を重視する方にもMacは適しているでしょう。

ただし、CubaseやStudio OneといったクロスプラットフォームのDAWを使用するなら、Windowsの方がコストパフォーマンスは高いのです。

レイテンシー対策

レイテンシー対策

ASIOドライバーの重要性

Windows環境でのDTMでは、ASIOドライバーの使用が必須です。

オーディオインターフェースがASIO対応であれば、レイテンシーを大幅に削減できます。

PC側の性能が高くても、ASIOドライバーが正常に動作しないと、快適な音楽制作環境は実現できません。

バッファサイズの設定

バッファサイズを小さくすることで、レイテンシーを減らせます。

ただし、バッファサイズを小さくしすぎると、CPUの負荷が高まり、音切れやノイズが発生する可能性があります。

CPUの性能が高ければ、より小さなバッファサイズで安定動作させられるため、やはりCPU性能は重要なのです。

モニター環境の構築

モニター環境の構築

デュアルモニターが作業効率を上げる

DTMでは、DAWの画面とプラグインのGUIを同時に表示したいシーンが多々あります。

デュアルモニター環境を構築することで、作業効率が大幅に向上するでしょう。

内蔵グラフィックでも、2台のモニターを接続するのに十分な性能があります。

モニターの選び方

音楽制作用のモニターは、色再現性よりも画面サイズと解像度を重視しましょう。

24インチから27インチのフルHDまたはWQHDモニターが、DTM用途には最適です。

4Kモニターは文字が小さくなりすぎて、プラグインのGUIが見づらくなる場合もあります。

バックアップ体制の構築

バックアップ体制の構築

外付けストレージでのバックアップ

音楽制作のプロジェクトファイルは、定期的にバックアップを取る必要があります。

外付けSSDやNASを用意し、自動バックアップの仕組みを構築しておきましょう。

PC内部のストレージが故障しても、バックアップがあれば作業を継続できます。

クラウドストレージの活用

Google DriveやDropboxといったクラウドストレージも、バックアップ手段として有効です。

ただし、大容量のサンプルライブラリをクラウドに保存するのは現実的ではないため、完成した楽曲やプロジェクトファイルのみをクラウドに保存する運用がおすすめです。

静音化のポイント

静音化のポイント

ファンの回転数を抑える

音楽制作では、PCの動作音が録音に混入するのを避けたいですよね。

CPUクーラーやケースファンの回転数を抑えることで、静音性を高められます。

高性能な空冷クーラーを使用し、ファンカーブを調整して、低回転でも十分に冷却できる設定にしましょう。

防音対策

PCと録音ブースを別の部屋に設置するのが理想ですが、スペースの都合で難しい場合もあります。

その場合は、防音材が内蔵されたケースを選んだり、PCの周囲に吸音材を配置したりすることで、動作音を軽減できるでしょう。

長期的な運用を見据えた選び方

長期的な運用を見据えた選び方

アップグレードの余地を残す

PCは購入時の性能が全てではありません。

将来的にメモリを増設したり、ストレージを追加したりする余地を残しておくことが重要です。

BTOパソコンを選ぶ際は、メモリスロットやM.2スロットに空きがある構成を選びましょう。

5年後を見据えた性能

音楽制作用PCは、最低でも5年は使い続けることを想定すべきです。

現時点でギリギリの性能を選ぶと、数年後には性能不足に陥る可能性があります。

少し余裕を持ったスペックを選んでおくことで、長期的なコストパフォーマンスが向上するのです。

結局どう選べばいいのか

結局どう選べばいいのか

最もバランスの取れた構成

DTM用PCとして最もバランスが取れているのは、Core Ultra 7 265Kまたは265KF、メモリ64GB、システムSSD 1TB Gen.4、データSSD 2TB Gen.4、グラフィックは内蔵、空冷CPUクーラーという構成です。

この構成であれば、ほとんどの音楽制作シーンで快適に作業できるでしょう。

予算が限られている場合は、メモリを32GBに減らし、データSSDを1TBにすることで、コストを抑えられます。

逆に予算に余裕がある場合は、CPUをCore Ultra 9 285Kにアップグレードしたり、ストレージを4TBに増やしたりすることで、より快適な環境が構築できます。

BTOパソコンで実現する最適解

BTOパソコンを選ぶ際は、パーツメーカーを細かく指定できるショップを選び、上記の構成をベースにカスタマイズしましょう。

グラフィックボードは不要なので、その分の予算をCPUやメモリに回すことを忘れずに。

電源は650Wから750Wの80 PLUS Gold認証モデルを選び、ケースは静音性とエアフローを両立したミドルタワーケースを選べば、長期的に満足できるDTM環境が完成します。

よくある質問

よくある質問

DTM用PCにグラフィックボードは必要ですか

純粋なDTM用途であれば、グラフィックボードは不要です。

CPUの内蔵グラフィックで十分に対応できます。

ただし、映像編集も行う場合は、GeForce RTX 5060TiやRTX 5070の追加を検討しましょう。

メモリは32GBと64GBどちらを選ぶべきですか

オーケストラ音源を多用する方や、複数のプロジェクトを同時に開く方は64GBを選ぶべきです。

趣味レベルのDTMであれば32GBでも十分ですが、将来的な拡張性を考えると、最初から64GB搭載しておいた方が安心でしょう。

IntelとAMD、どちらのCPUを選ぶべきですか

どちらを選んでも大きな差はありませんが、DAWソフトやプラグインの動作検証がIntelで行われている場合が多いため、迷ったらIntelのCore Ultra 7 265Kを選ぶのが無難です。

AMDのRyzen 7 9700Xもコストパフォーマンスに優れており、マルチスレッド性能を重視する方にはおすすめです。

SSDはGen.4とGen.5どちらを選ぶべきですか

DTM用途ではGen.4で十分です。

Gen.5は発熱が高く、価格も高いため、コストパフォーマンスを考えるとGen.4が最適解です。

システムドライブとデータドライブの両方をGen.4 SSDにすることで、快適な作業環境が実現できます。

BTOパソコンと完成品PC、どちらがおすすめですか

DTM用途であれば、BTOパソコンを強くおすすめします。

CPUとメモリに予算を集中させ、グラフィックボードは省略するといった、音楽制作に最適化されたカスタマイズが可能だからです。

完成品PCは、ゲーミング用途に偏った構成が多く、DTMには向いていません。

自作PCとBTOパソコン、どちらがいいですか

PC自作の経験があり、トラブルシューティングに自信がある方は自作PCも選択肢に入ります。

ただし、音楽制作の納期に追われている中で、PCのトラブルに時間を取られるリスクを考えると、BTOパソコンの方が安心です。

初心者や、PCのメンテナンスに時間をかけたくない方は、BTOパソコンを選びましょう。

予算15万円でDTM用PCは作れますか

可能です。

Core Ultra 5 235、メモリ32GB、SSD 1TB+1TBという構成であれば、15万円程度で実現できます。

趣味レベルのDTMであれば、この構成で十分に快適に作業できるでしょう。

ただし、本格的にオーケストラ音源を扱う場合は、予算を20万円から25万円に引き上げることをおすすめします。

Macの方がDTMに向いていますか

Logic Proを使用する場合や、iOSアプリとの連携を重視する場合は、Macが適しています。

ただし、コストパフォーマンスを考えると、WindowsのBTOパソコンの方が同じ予算でより高性能な構成を実現できます。

CubaseやStudio OneといったクロスプラットフォームのDAWを使用するなら、Windowsを選んだ方が賢明です。

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